交通事故で示談で済ますか裁判を起こすかの判断

公開日: : 最終更新日:2015/10/08 示談交渉

交通事故の損害賠償問題を、示談で済ますか裁判を起こして解決するかの判断が難しくなる場合があります。

よく、交通事故の示談交渉で、裁判に発展してしまうケースとして、加害者だけではなく、被害者にも過失がある場合に、被害者が過失を認めずに裁判を起こす場や、加害者が資力(お金などの資産)がなく、どうにもならなくなり、加害者がどうにもならないから、裁判でもなんでも起こせと居直ってしまって、裁判になる場合などがありますが、感情的になって、何でもかんでも裁判を起こせばいいということはありません。

一旦裁判を起こしてしまうと、長い期間と、大きな費用がかかりますので、できるだけ裁判を起こさない方向で、示談交渉を進めたいものですが、最近では、インターネットが普及していて、誰でも簡単に、交通事故の過失割合などが調べられますので、被害者も加害者も、事前に過失割合などを調べている場合があり、損害賠償金の算定で、被害者と加害者の間で食い違ってくることもあります。

被害者と加害者の意見が食い違っていると、当然言い争いになることもあり、示談はうまく進まなくなって、裁判に発展するといったことになることもあるため、示談交渉はなかなか一筋縄にはいきません。

話が通じない加害者には

加害者の中には、全く交通事故について知識がなかったり、勘違いをしている人が多く、死亡事故の慰謝料は、500万円までしか出さないとか、明らかに加害者が悪いのに、被害者の過失を主張し続けて、被害者のほうが大きな過失があると言って話を聞かない加害者などもいますので、こういったわけの分からないことを言う人が相手の場合には、早々に裁判を起こして解決を図るしかないこともあります。

ただしこういった人が相手でも、交通事故に関することが詳しく書かれた書籍を見せるなどして、頑張って説得を試みる努力はするべきだとは思います。

交通事故の示談交渉で、もめることが多いのが、過失割合ですが、交通事故で被害者になった人にでも、過失がある場合がほとんどなので、被害者が自分に過失があるなどと認めないと言って、なかなか納得しないこともよくあります。

また、この過失割合については、交通事故の専門家でも、意見の差が出るくらい、判断が難しいものでありますし、示談交渉の段階では、刑事記録がないので、当事者同士の話などから判断することになり、おうざっぱな見当をつけないと仕方がないという実情があります。

ただ、示談交渉では、よほど被害者と加害者の意見が食い違っていない限り、裁判を起こすべきではありませんし、なかなか意見がかみ合わない場合でも、5回、10回と交渉を重ねてでも、粘り強く話し合いをするべきだと思います。

また、加害者に資力がない場合で、任意保険にも加入をしていない場合には、裁判を起こしても、自賠責保険の支払い分しか損害賠償金を支払ってもらうことができませんので、このあたりの判断は難しいのですが、裁判を起こす前には、日弁連交通事故相談センターのような相談ができる機関で話を聞いてから、裁判を検討した方がいいと思います。

スポンサーリンク



関連記事

no image

弁護士を選ぶ際に注意すること

弁護士を選ぶ際に、注意することなどを紹介したいと思います。 交通事故で、被害者が加害者と示談交

記事を読む

no image

交通事故の示談交渉に必要な書類

交通事故の示談交渉の際に、必要な書類にはどういったものがあるのでしょうか。 交通事故で、被害者

記事を読む

no image

交通事故で示談屋にひっかかった場合の対処法

交通事故で示談屋にひっかかった場合の対処法を紹介します。 示談屋というのは、もしも示談交渉に加

記事を読む

no image

示談交渉の際の書類はコピーを取っておく

示談交渉の際の書類は、コピーを取っておいたほうがいいでしょう。 交通事故で、被害者となった場合

記事を読む

no image

示談による解決と刑罰の関係

・示談による解決と刑罰の関係 「問い」 示談で解決できるのは、いったいどこまでなのでしょ

記事を読む

no image

交通事故の示談交渉前にやっておくこと

交通事故の示談交渉の前に、やっておいたほうがいいことは色々あります。 現在では、昔と違い、交通

記事を読む

no image

交通事故の損害賠償金額の計算をちゃんとしておく

交通事故の損害賠償金額の計算を、ちゃんとしておくことが、示談交渉にのぞむ際に重要なこととなります。

記事を読む

no image

多くのトラブルは示談交渉で解決します

多くのトラブルは示談交渉で解決しますが、示談交渉とはどういったことを言うのでしょうか。 示談交

記事を読む

no image

交通事故の示談交渉で被害者が請求額を提示する

交通事故の示談交渉では、被害者が請求額を提示することで、示談交渉を早く進展させることができます。

記事を読む

no image

対物事故でも示談代行があるのか?物損事故調査員とは?

・対物事故でも示談代行があるのか?物損事故調査員とは? 「問い」 物損事故調査員とは、ど

記事を読む

スポンサーリンク

スポンサーリンク

no image
インターネットを利用しての自動車保険見積りサイト

実的にインターネットを利用しての自動車保険見積りサイトは、「知る人ぞ知

no image
自動車保険はできる限りリーズナブルが良いです

自動車保険はできる限りリーズナブルが良いですよね。自動車保険で良い評判

no image
自動車保険のランキングや周りの口コミはまず目安程度にして

色んな会社へ一社ずつ自動車保険に関した見積もりの提出を頼んでいると、考

no image
自動車保険についての比較サイト-自分に相応しい補償と特約

たくさんの評判をあなた自身で取捨選択して、有益な自動車保険に入ってくだ

no image
生活基盤が変化するタイミングで自動車保険の見直しを実施すると

個別のサービスで、見事な特典が貰えたり、保険のサービス中身が違ってきま

→もっと見る

PAGE TOP ↑